2018/07/24 15:53

皆さんが普段飲むお茶はどんな種類ですか?
お茶と一口にいっても世の中には色々な種類があります。煎茶(緑茶)、玉露、抹茶、ほうじ茶、ウーロン茶などの中国茶、紅茶、ブレンド茶など。
この記事では、甘みとコクが深く、本当にほっとするという言葉にふさわしい「ほうじ茶」についてのお話をさせていただきます。



煎茶とほうじ茶は途中までは一緒?ほうじ茶の特徴

そもそもお茶の種類はどのように分かれているのでしょうか?
実は、煎茶(緑茶)~紅茶まで、原料となる茶葉の種類はほとんど変わりません。すべて同じ、茶の葉からできており、発酵度の違いによって種類が変わってきます。
日本人になじみの深い煎茶(緑茶)とほうじ茶は、発酵度が一番低いお茶となり「不発酵茶」と言われて同じ種類です。
では、なぜ同じ発酵度にもかかわらず煎茶(緑茶)とほうじ茶はこんなに違った見た目と味わいになるのでしょうか?



煎茶は、まずは茶の木から茶葉を摘むところから始まります。摘んだばかりの茶葉はまだ生きているので、発酵が始まり熱を持ち始めます。そこで、湿度の高い空気を送って水分保持と呼吸熱の低下を試みます。これを送風といいます。
その後、発酵を止めたまま青臭みなどを取り味わいを出すために、お茶を蒸します。
蒸したお茶を冷却した後に、茶葉を柔らかくして水分を取り除くために、乾燥した熱風を加えながら揉みの工程に入ります。
その後、さらに乾燥してみなさんが目にする茶葉が完成します。

では、ほうじ茶はというと、出来上がった煎茶をきつね色になるまで強火で炒る=焙じて(ほうじて)出来上がった茶葉のことを指します。焙じる(ほうじる)から「ほうじ茶」と呼ぶんですね。
※煎茶以外にも、番茶や茎茶などを炒ったものもほうじ茶です。
実は、煎茶を炒ればほうじ茶ができてしまうので、論理的にはご家庭でも作ることは可能です。ご家庭にあるフライパンや鍋、焙じ専用機で茶葉を低温で炒って最後に高温で仕上げることで、あのほうじ茶の茶葉をつくることができます。
ただし…この作業はすごく難しいです。代表の麻生も何回か試してみましたが、やはり弊社で扱っている棒ほうじ茶の味には全くかないませんでした笑。
ちなみに、弊社自慢の棒ほうじ茶は、急須用の茶葉はもちろん、カップに設置してお湯や水を入れるだけで手軽に飲めるシングルドリップバッグも販売しております。


話は戻りまして、ほうじ茶は火を入れる=焙じることによって、独特の香ばしさが生まれます。このどこか懐かしいほっとする香りが好きな人も多いのではないでしょうか?
また、焙じることによって苦味成分(タンニンとカフェイン)が飛んで味が丸くなり、煎茶よりも甘みが引き立ち飲みやすくなります。
タンニンやカフェインの苦みが少し苦手な方や、お子様にも楽しめる味となっています。

ほうじ茶の由来



ほうじ茶は日本独自のものであり、生まれた経緯は諸説ありますが、その中でも特にユニークで面白い由来について紹介します。

時は昭和4年、昭和恐慌といわれた大不況時代の出来事。
当時、お茶は高級な飲み物として、一般食品の中では高価とされていた時代、大不況の煽りを喰って売れ残りのお茶がお茶屋に山積みとなっていました。
当時は茶の保存技術が未熟で、ただ茶箱に入れて倉庫に放置したままでした。
現在のように冷蔵保管、酸化を防ぐため真空、窒素充填技術がないので、二夏(2年)を越すと色の変質や異臭が発生し、廃棄処分にするしかない
状況です。
そこで、とある困り果てた京都の茶商が、飲めなくなった古い茶を京都大学の研究所に持ち込み、茶の再生をお願いしたのです。
大学の先生たちも困りました。議論をつくしてもいい案が思い浮かばない。そんな状況の中、とある先生が一人の生徒に命じ、湿気ていた茶の葉を鍋で乾燥するように命じたところ、その生徒は鍋の中で煙の出るまで焦がしてしまいました。
どうせ飲み物にはならんだろうが…と思いつつ、湯を注ぎ飲んでみた処、思いもつかぬ芳ばしい香りに驚き、研究室のみんながその味に驚嘆しました。
早々、茶商にこれを持ち込むと、その変貌した美味しさに大喜び。こうしてほうじ茶が一般消費者向けに商品化されました。
(茗広茶業ホームページより)

失敗から生まれた美味しいお話ということで、しかもそれが日本有数の京都大学から生まれたというのも面白いですね。

いかがでしょうか?
ShiZenの棒ほうじ茶は、茎の部分と葉の部分を一緒に焙じており、まろやかな甘みと深いコクが味わえるおすすめの一品です。
美味しくて健康的なほうじ茶を毎日一杯飲んでみていかがですか?