2018/08/03 13:01

日本で古くから親しまれている緑茶(煎茶)。緑茶(煎茶)はその美味しさもさることながら、健康的な飲み物として愛されてきました。平安時代に中国から伝来して以来、僧侶や武将には心を鎮めるために、また、江戸時代には将軍や大名の二日酔いの薬としても引用されたという記録も残っています。
 そして、近年その健康的価値は科学の力によって証明されて、日本ではもちろんのこと、海外からはスーパードリンクとして注目され始めています。
 今回は、緑茶(煎茶)の効能とについてみていきましょう。



緑茶といえばカテキン!カテキンとは?

今回は、緑茶(煎茶)の効能とについてみていきましょう。緑茶(煎茶)に含まれる栄養素は何ですか?と聞かれたときに第一にカテキンを想像する人が多いのではないでしょうか?緑茶(カテキン)は世の中の食材の中でも最もカテキンを多く含有するものの一つです。
このカテキンが、緑茶(煎茶)をスーパードリンクたらしめるものと言ってもいいでしょう。
カテキンの研究はここ数十年でグローバルレベルでの進歩を遂げており、薬品やサプリメントなど様々な形で世の中の健康改善に貢献しています。

そもそも、カテキンとはポリフェノールの一種です。正確には、ポリフェノールのフラボノイド系のフラバノール類に分類されています。緑茶に含まれる主なカテキンの種類は(カテキンにも種類があるんですね!)、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの4種類と言われています。それぞれが微妙に異なる効果を持っているものの、いずれも共通して抗酸化作用や抗癌、抗動脈硬化作用、抗菌などの作用を持っているため、ここでは4種類総合で生まれる効果を詳しく見ていきます。

抗酸化作用

「抗酸化」という言葉を最近メディアでもよく見かけるようになったのではないでしょうか。我々の体は、日々の生命活動を通じて、活性酸素が細胞を傷つけたり変化させたしてそれが原因で様々な症状を引き起こします。この「酸化」と呼ばれる現象を抑える作用が「抗酸化作用」です。緑茶(煎茶)に含まれる4種類のカテキンは、いずれもこの抗酸化作用を持っています。

抗ウイルス・殺菌作用

カテキンは風邪やインフルエンザなどのウイルスや菌に対する抑制効果・非活性効果を持っており、免疫機能を高めます。これは、近年では国際的学術論文や学会発表でも証明されています。
ウイルスや菌の繁殖はは、皆さんの身近にある風邪やインフルエンザなどの症状、さらには重大な疾病につながります。緑茶(煎茶)を身近な体調管理のために飲む人が多いのも、この効果に所以があるかもしれませんね。

肥満予防

カテキンは、糖の吸収を抑えて血糖値を抑制する効果を持っています。また、肝臓での脂質代謝機能を高めて、脂肪燃焼効果を増加させることもできます。これらの作用があるため、肥満予防の効果があるのです。

生活習慣病予防

上記にみられる抗酸化作用や抗ウイルス・殺菌作用、血糖値抑制の効果に加えて、高コレステロール効果をもつカテキンは、細胞の突然変異を防いだり重大な疾病につながる体内の変化に対応できます。また、よって、カテキンの定期的な摂取により、それらが原因となって起こり得る、がん、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などの重大な生活習慣病の発生確率を下げることができるのです。

虫歯・口臭予防

上述した通り、カテキンには抗菌作用があります。また、フラボノール類、クロロフィルなどとともに、強い消臭作用も認められています。

カテキンが多く含まれるのは、緑茶(煎茶)!

カテキンはお茶全般に多く含まれるかと言われれば、そうではありません。葉が日光に当たることで、茶の成分でありテアニンが分解されてカテキンとなります。よって、かぶせ茶や玉露など日光を遮断して作るお茶はカテキン成分が少なくなります。
また、茶の発酵の過程でカテキンの分量は減少します。発酵茶であるウーロン茶やプーアール茶などの中国茶、紅茶などは、緑茶と比べて全般にカテキン含有量が低めとなっています。
カテキンが持つ効果が最大限に発揮されるのは、緑茶(煎茶)なのです。


いかがでしたでしょうか?カテキンの効果を見れば、緑茶(煎茶)が世界的にスーパーフードと呼ばれるのがわかりますね。
健康を気にされている方は、1日1杯の緑茶(煎茶)を試してみてはいかがでしょうか?