2018/08/14 10:07

全国で2位の生産量を誇る鹿児島県ですが、様々な品種を育てており、個性的なお茶が多い気がします。本日はそのようなお茶を育てる鹿児島県について簡単ですが、お話ししたいと思います。

戦後に大きな発展を遂げた鹿児島茶

鹿児島県でお茶を生産し始めたと言われるのが、鎌倉時代初期に平家の落人が阿多白川にもたらしたとする言い伝えがあります。記録として残っているのは元応年間に宇治から来たお寺の住持が吉松(湧水町)の般若寺で栽培したものが最初とされています。

全国で2位の生産量を誇る鹿児島ですが、本格的な生産地としての歴史は意外に浅く、戦後に質と量共に著しい進歩を遂げてきました。鹿児島の茶畑は、大規模化と機械化が進んでおり生産量も高いです。2006年における栽培面積は8460ヘクタールと言われており、荒茶生産量は日本の2割以上を占めています。多くは仕上げ加工する段階で他産地の茶にブレンドされ、他産地のブランド名として販売されています。ただ中でも地域でブランドを立ち上げたものもあり、「知覧茶」もその一つです。

多様な品種を栽培しているのが特徴

一年を通して温暖な地域のため、全国で一番早く(20日ほど)、早く出荷される走りの新茶が有名です。早く育つ品種のモノを多く栽培している為、やぶきた茶の割合は少なめです(やぶきた茶は全国で生産する緑茶の75%を占めるとも言われています)。温暖な気候なので4月~10月まで収穫できる品種を栽培しています。

主な種類は:
やぶきた茶
ゆたかみどり
かなやみどり
おくみどり
べにふうき
さえみどり
はるもえぎ
はるみどり
あさつゆ  など

濃厚な旨味が豊富な鹿児島茶

茶葉は新鮮な濃い緑色で艶があり形が揃っている物が多く、淹れると濃く深みがあり若緑色をした美しい水色を楽しめます。味はふくよかで濃厚な旨味が豊富です。とても品質が良く、全国茶品評会で生産地賞を受賞するなど、品質は全国トップレベルと言われております。また様々な品種を育てているので、いろんな味わいを楽しめるのが、鹿児島県の特徴です。


おまけ:昔鹿児島は緑茶以外のお茶の生産量が高かった

鹿児島は実は紅茶の産地だったのです!昭和30年代、政策の一環で紅茶栽培の取組が進み、鹿児島県は全国でも有数の紅茶産地となりました。その後、紅茶が輸入自由化となった昭和40年代に多くの海外紅茶が輸入されます。それにより紅茶から緑茶栽培への転換が図られ、紅茶生産量は減っていき、現在に至ります。

ShiZenでも鹿児島のお茶を多く取り扱っています。たくさんの品種があり、味わいもそれぞれ個性があります。是非試してみてはいかがですか?