2018/09/04 16:55


■抹茶とは何か?

抹茶とは、多くの人に馴染みある粉末状のお茶で、茶道で使われるのがこの抹茶です。抹茶は次項の製造方法で示すように、遮光幕で覆って栽培された碾茶を原料とし、それを粉末状にしたものを指し、同じ粉末状のお茶でも一般的な煎茶を原茶とするものは粉末緑茶と呼んで区分しています。

■抹茶の歴史

お茶は805年に遣唐使が中国から茶種を持ち帰り、比叡山の麓に植えたのがその始まりとされています。しかし実際にお茶を飲む習慣が日本に伝わったのは、宋から帰国した栄西だと言われています。この栄西の持ち帰った茶種を、1910年頃に明恵が京都の宇治や栂尾に植え始め、本格的にお茶の栽培が進みました。

栄西はお茶の効能を書物に残しており、14世紀の南北朝・室町時代になると、貴族や武士の間でお茶を飲む習慣が広がりました。当時のお茶は抹茶であり、薬として飲まれていました。そこから16世紀になって茶道としてお茶文化が開花定着して行きました。

煎茶の製法は宇治茶製法とも言われ、1783年に生み出されたと伝えられており、それまではお茶と言えば抹茶だったのです。

■抹茶の製造方法

抹茶の原茶は碾茶と呼ばれるものです。この碾茶は玉露と同じ様に茶園全体を遮光幕で覆って栽培された茶葉を使用して作られます。遮光幕で覆って栽培された茶葉は、葉緑素が多く柔らかで鮮やかな緑色になるのが特徴です。


この遮光幕で覆って栽培された緑茶を、蒸して酸化を止めます。その後は、煎茶や玉露の様に手もみをする事なく、散茶と言われる工程へと進みます。散茶は蒸された茶葉を風で吹き上げて冷却し、蒸した時に生じる露を除去し、茶葉の重なりをほぐす工程です。この散茶を経た茶葉を乾燥炉に入れて高温で乾燥させます。この状態が荒碾茶と言われるものです。この荒碾茶には茎や葉脈等の硬い部分が含まれており、これを除去して少し細かいサイズに裁断したものが碾茶と言われる状態です。そして、最後に碾茶を石臼で碾けば抹茶が完成します。

この碾茶を石臼で碾く工程はご存知の方が多いと思いますが、先に記載した様に碾茶は煎茶や玉露とその加工方法も異なっているのです。


■お薄と濃茶の違い

抹茶の飲み方としては、お薄と濃茶として点てて飲む2つの方法があり、茶道でもお薄と濃茶を提供する各作法を取り決めています。お薄は抹茶にお湯を注ぎ、しゃぶしゃぶにしたもので、濃茶は抹茶の量を増やしてお湯を注ぎ、ドロドロの状態にしたものです。

茶道では一般的にお薄の作法から濃茶の作法へと進んで行く事と、観光地等で提供されるのがお薄が多いため、抹茶の飲み方としてはお薄の方がよく知られています。

■抹茶の効能

お茶の効能としてはテアニンに因るリラックス効果、カフェインに因る眠気覚まし効果、ビタミンCやカテキンに因る口臭予防効果や美肌効果が知られていますが、抹茶は煎茶の様に茶葉から抽出するのではなく、茶葉をすべて丸々摂る事になるためこうしたお茶の効能を沢山採る事が出来ると言えます。

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