2018/10/09 18:42

日本茶の産地 八女茶

ShiZen Teaでも八女茶(美緑煎茶)を販売させて頂いておりますが、非常に上品な味わいで大人気の商品となります。そんな福岡県の八女について少しお話したいと思います。

八女茶の産地

八女茶は福岡県で生産されるお茶の総称として使用されています。その主な生産地は、福岡県南部の八女市・筑後市・広川町・うきは市・朝倉市と東部のみやこ町・豊前市・上毛市に広がっています。八女茶と言う名前が付いている通り、現在も福岡県内では八女市の生産が最も多くなっていますが、実は八女茶は上記の広範なエリアで生産される福岡県産のお茶を総称するものなのです。

八女茶の歴史

日本でのお茶の栽培は、諸説ありますが1191年に栄西禅師が茶の種子を当時の中国の宋から持ち帰り、筑前背振山に蒔いたのが始まりと一般的には言われています。一方で、福岡県の八女エリアでの茶業は、1423年に周瑞禅師が当時の中国の明から帰国し、現在の黒木町笠原に霊巌寺を建立し、そこに持ち帰った茶の種子を播き、製茶法を伝授したのが始まりとされています。

八女茶の特徴

八女茶の生産は、一番茶の摘採が4月中旬に始まり、5月上旬に最盛期を迎えます。二番茶は6月中旬から7月上旬で三番茶を摘採する茶園は余りありません。八女茶は全国のお茶の生産量のわずかに3%を占めるに過ぎず、流通量が非常に少ないお茶ですが、荒茶の価格では日本一を誇り、玉露や高級煎茶の生産が中心の産地である点が大きな特徴と言えます。また味の特徴としては甘味(旨味)とコクが強い点で、これは玉露や高級煎茶の生産に適している特徴と言えます。流通量が少ないお茶ですが、高級ブランド茶であり、ぜひ味わいたいお茶と言えるでしょう。

八女茶のお茶の種類

八女茶は先に記載した様に、玉露や高級煎茶を中心とした産地で、高級ブランドを維持するために、福岡県茶業振興推進協議会により、高級茶の生産条件を定めており、高品質が維持されています。八女茶が世界に誇るのが伝統本玉露です。玉露はご存知の様に遮光幕で覆って生産されますが、伝統本玉露では遮光幕としては稲わら・すまきのみで化学繊維は認めていません。その上、遮光程度が95%以上とされ、また被覆期間は1.5~2葉期から16週間と定められています。さらに摘採方法も手摘みのみで、機械摘みは認めていません。もちろん茶園自身にも自然仕立てであり、 肥培管理が十分行われた茶園である事も定めています。手間が掛かりますが、伝統の製法を守り、高品質を維持しているのです。伝統本玉露は八女茶の最高峰ですが、一般の玉露では化学繊維での被覆は認めていますが、遮光率は90%以上で2~2.5葉期から16週間と遮光条件を厳しく定めています。この様な生産条件を厳しく規定する事で、高級ブランドの八女茶の品質維持を図っているのです。八女茶は伝統本玉露・玉露以外にかぶせ茶や煎茶も生産されており、ぜひ好みのお茶を楽しまれる事をお勧めします。

*八女本玉露は今後取扱い予定です。ぜひよろしくお願い致します。